海に心を洗ってもらう
2020-05-02
宮崎の「日南海岸ロードパーク」青く澄んだ海と顔を覗かせる「鬼の洗濯板」
往来する道の爽やかさ、この1年のありがたさ
妻の実家がある日南へ向かう際に通る海沿いの道は、「日南海岸ロードパーク」と呼ばれている。宮崎市に近いところから青島にはじまり、堀切峠・内海・いるか岬・伊久井・富士・鵜戸・風田そして油津へと至り、さらに大堂津から南郷に至るあたりの海岸は絶景が続く。車を運転しつつ海を見るだけで心が洗われるようであり、この道を通るのが心底大好きである。この1年と数ヶ月の間は往来することが多くなり、季節ごとに海の表情が違うこともわかって来た。先日はまた新たなトンネルが開通して通ってみたのだが、その分、海の景色が見えなくなって残念な気持ちさえある。山間部のルートに東九州自動車道の延伸工事が進んでいるが、たとえ完成しても僕は海沿いのこの道を通って南郷に行くだろう。
社会生活をしていると、あれこれと心が荒んでしまうことがある。それでもこの世情の中で先の見えない苦しい状況である人々も少なくない。日本が世界が苦しい中で、自分だけどうのこうのと贅沢も言えるわけもない。何よりありがたきは、苦しさを癒す話のできる伴侶の存在である。食事をしてもTVを観ても、あれこれと順序も理屈もなく話せる妻の存在こそに救われる。単にこの「新型コロナ」への対応のことを考えるにしても、独りで逡巡しているよりは思ったことを話せてこそ精神的に耐え得る土壌ができる。さらには自らが強引な暴論に陥っていないか?偏った情報に左右されていないか?などを確かめられることも重要である。そんな妻の存在は、さながら日南の海のようだと思う。ロードパークを走り心が洗われるのと同様に、いつも妻のありがたさに心を立て直している日々である。
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大好きな宮崎で家庭が溢れている幸せ。
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