そうだ!電話を見直そう!
2020-04-24
ふと夕食後にスマホに電話あれこれ近況や歴史や俳句のことまで
そうだ!親友らともっと電話をしよう!
夕食を終えて妻と寛いでいると、親友の落語家さんから電話をもらった。従来の計画だと先週末に彼は宮崎を来訪し大学内でもイベントに出演してもらう予定であった。しかし緊急事態宣言による「移動自粛」もあり、計画はやむなく断念せざるを得なかった。真打ち昇進から5年目となり日々芸に磨きが掛かってきた彼の高座を学内で聞けるの楽しみであったが、その後ゆっくりと酒を飲みながら語り合えることを何よりも楽しみにしていた。そんな友と友の「楽しみ」を世間から奪うという暴挙が、数限りなく今や地球上で起きているのであろう。あらためて親友と逢える機会こそ、生きる上での宝物だと痛感する。そんな思いもあり、電話では様々な話題を大笑いしながら話すことができた。
電話をし終えた後の喩えようのない爽快感はなんだろう!通常であれば7時のニュース・9時のニュースでやり場のない憤りや悲しみに苛まれている宵のひと時である。その感情のあり方が意識しないうちに自らを疲弊させているであろうことは、先日も小欄に記した。「家で過ごそう」というキャンペーンの中では「Web飲み会」などが取り沙汰され推奨されているようだが、何もSNS等を使用しなくとも「電話」による声の交流は心地よい。映像至上主義な世の中で、あらためてラジオの良さを見直すのと同様な価値がある。幼少の頃は母が親戚などと長時間にわたって電話をしていると、「なぜだろう?」という疑問を持ったことも少なくなかった。しかし、故郷の新潟から東京に嫁いだ母は、きっと親戚との「電話」こそが自らの心を支えるための重要な時間だったのであろう。親友の落語家さんとの電話では、「東京が殺伐としている」ということをさらに実感した。生の場面に直面している人と声で会話することは、SNS等の写真や映像にない臨場感があるものと電話の効用を再認識した宵のうちであった。
テレワークならぬ電話交友
Web上の「リレー・・・」よりも電話で誰かと繋がろう
やはり「文字」ではなく「聲」で語り合うことは尊いものだ。
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