ありがとう!ザ・ドリフターズ!
2020-04-22
笑いはストレスの特効薬報道番組ではなくドリフのDVD
「8時だよ!」の名作コントは今に活きる!
平日の日常生活には、ほぼルーティンがあり朝の出勤前と帰宅後の行動は同じようになるのが通例である。だが今は「非常時」であり、具体的に精神の安定を図る行動の変容が必要であると痛感した。帰宅後には妻が作ってくれた美味しい夕食をいただいているにもかかわらず、ニュースや報道番組を観ると自ずと気分が優れなくなる。報道のあり方や出演者の閉塞的なその場凌ぎの言葉に憤りが込み上げて、胃腸の消化にも影響ありと思うからだ。この日の宮崎日日新聞10面「くらし」欄に、精神科医で一橋大学大学院教授の宮地尚子さんが寄稿していた。「感情の揺れを認め合おう」ということや「非常時 一貫性のなさ当然」という見出しで大変に参考になった。世界そのものが先が読めない一貫性のなさを露呈しているうちに、自らが「一貫性」を保とうとすると自ずと苦悩だけが蓄積されてしまうのだろう。
ならばとこの日から、帰宅後に好きなDVD映像を流すことにした。サザンのライブかドリフのコントかと迷ったが、まずは笑いを取り戻したく「8時だよ!全員集合」のDVDを流して観た。1969年(昭和44年)から1985年(昭和60年)まで16年間にわたり土曜の夜に生放送され驚異の視聴率を叩き出したこの番組こそ、今の苦悩の時代に笑いを取り戻す。小中高大と学校時代のほとんどに「8時だよ!」があった世代として、その形容詞を不要とする笑いはまさに抱腹絶倒なのである。当時でも下劣だとか食べ物を粗末にするという批判もあり、家庭内で観ることが禁止されている家もあった。しかし、僕の家では家族全員でこのコントを心から楽しんでいた。このような背景からも、この日はまさに涙が出るほど笑ってしまい憂鬱な気分はすっかり吹っ飛んだ。WOWOWでも先週今週の週末に「志村けんさん追悼ドリフ映画特集」が緊急で組まれている。
身体を張った生放送の迫真のコント
僕も公開会場に行ったことがあるが、子どもたちとの共感度が高い。
あらためて今の時代にして、ザ・ドリフターズよ!ありがとう!
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