心の筋トレとストレッチ
2020-04-04
筋肉に負荷をかけて活性化広範囲に動く柔らかさ
こんな時こそ心のトレーニングを
日々目まぐるしく変化する状況に晒されて、もう1ヶ月半ほどは経過したであろうか。少なくとも2月上旬ぐらいまでは、多くの人がこんな春先の年度末の惨状を予想だにしなかったであろう。ましてや昨秋あたりにおいて、翌年がこんな事態になるなど誰も思わなかったのではないか。僕自身も昨秋10月から現在の学部の役職に就いたが、最初の教授会の挨拶で「東京五輪を超えての任期となりますが」などといかにも悠長な言葉を吐いたのが思い返される。五輪は延期され、それどころか全学と学部を通じての「コロナ禍対応を超えての任期」となってしまった。通常でも年度末年度始めは様々な対応に奔走する時期ではあるが、この事態の精神的な負荷は並大抵ではないことを実感している。
だがしかし、こうした予期せぬ事態に遭遇した際に受け止める心身の容量が大切ではないかと思う。筋肉の場合、動かさなければ衰えて細くなり、やがて日常的な動きをすることにも支障が出てきてしまう。重量的な負荷が掛かってこそ、筋繊維が「(一時的)断裂」を起こし、そこを修復する作用が働くので大きく張りのある状態になる。これが基本的な「筋トレ」の原理であろう。筋肉を活性化すれば、それだけでいい訳でもない。身体の各部位が稼働する範囲を拡げる動きを、同時並行に行っておく必要がある。腰・尻・股関節・膝・足首の下半身から、肩甲骨周りを中心に身体のコア(核)となる部位についての柔軟性を維持強化するためにストレッチをしないといけない。どうやらこの筋トレとストレッチに類似した作用を、心においてもすべきと最近は思っている。仕事も研究も読書も、生活上のジムとなる。こんなことを考えつつ、最近はかなり心の筋力と柔軟性が増してきた気がしている。
「言いたいことを言え(ニャロメ〜🎶)
心の底に仕舞うのにゃ🎶今の世の中ダメ(ニャロメッ🎶)
なんでもかんでも吐き出せ(ニャロメ〜🎶)」(赤塚不二夫『ニャロメの歌』より)
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