葛藤の中のジム
2020-02-25
市中は感染対策とエチケットとされど免疫力を高める運動をすべく
栄養に妥協せず闘える身体を創る
ある県で電車内でマスクなしで咳をしていた乗客が近くにいたと云う理由で、緊急停止ボタンが押される事例があったと報道で知った。電車内という密室空間での咳やくしゃみはウィルスを撒き散らすことがTV番組で紹介され、「咳エチケット」という言葉さえも使用されている。くしゃみも「爆発力」があり、確か1.5〜2mほどは唾液や鼻汁などの粘液を含んで飛散するらしい。新型ウィルスにあらずしても、風邪などを他者に移してしまう可能性は自制すべきなのは社会慣習としても大切なことだ。この時季には花粉の飛散も始まり、くしゃみや咳(鼻や喉の粘膜への花粉の刺激による)も他の季節よりも多くなりがちである。かくいう僕もジムに行くと、どうも床のパンチカーペットの埃に反応してか、くしゃみを連発することがよくある。
この世情であるが、ジムにトレーニングに赴いた。ウエイトトレーニングのマシンなど、不特定多数の人々が手で接触し、汗や呼吸も普通の場所より頻繁で体液が飛散する可能性は高い。だが、元来は健康を創るための施設に行くことが阻害されるというのも矛盾があると思い、予定通りのパーソナルトレーニングを行なった。集団が密室で長時間の活動を行うことで感染のリスクが高まることは、国内外の事例を見ても明らかだろう。それゆえに個々の意識とエチケットなどが、日常以上に求められるはずだ。タオルを持参でくしゃみなどの防御、そしてアルコールティッシュ持参による手指消毒、水分補給の際のボトルなどの扱いも慎重でありたい。だが、考えてみればそのいずれもが日常的に行動すべきことでもある。栄養補給と免疫力の問題も含めて、風邪を引きやすいかどうかは日常の行動が左右するのではないか。ジムへ行きながらも、公衆衛生の様々な現在を考えさせられた。
帰宅して野菜と肉の鍋物
身体の健康を維持するための日常
市民として生きる僕たちの行動のあり方
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