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予期せぬ事態への対応

2020-02-23
予定調和な世の中で
予期せぬ事態への対応にこそ真価が見える
日常的に身につけておく姿勢・習慣そして生き方

先日、ある県立高校での短歌ワークショップの折、終了後にゼミ生と懇談していると「先生の即興力は凄いです」と言う学生がいた。「いやいや、“即興”に見えても、あれこれ事前に構想してやっているんだよ」と返答し、他のゼミ生とともに笑った。その会話の後、自己点検をしつつワークショップを振り返ると、事前の構想を行動化する際の実現力こそが重要なのだと気付かされた。日常からいかに「授業」などを通じて、学生たちの反応に即応できるか?様々な場面で適切な言葉と態度を選択できるか?を身体化しているかどうかが「教師」としての大切な要素であるとあらためて考えた。「教師」に限らず、これは社会的な生活でも求められることではないだろうか。真剣勝負の「プロ」は、日常から即応性を心掛けるべきではないのか。

新型コロナへの対応にもそんな日常性、つまり日頃の考え方が大きく行先を左右しているように思う。今年の正月時点で、東京五輪の直前にこのようなウィルス感染が拡がる事態になるとは、どれほどの人々が予想したであろうか?まさに「ウィルス」のイメージ通り、ジワジワジワジワと様々な予想外の事態が展開している。昨夜、TVを観ていると台湾などのコロナウィルス対策が報じられていたが、公共交通機関内や券売機など多くの人々が接触する場所を、1日に6度も消毒していると云う。翻ってこの国では、特に豪華客船への対応などが一つの縮図だとすれば、いかにも生ぬるく中途半端で責任回避的なものと感じざるを得ない。豪華客船のみにあらず、この市中でも既に感染経路の判明しないケースが拡がりつつある。闇雲にイベントなどを中止にすればいいのか?僕たち個々の日常生活習慣がいままさに即応性として問われている。電車内の支柱に頬を摺り寄せる子どもを見過ごす親?街中で食べ歩きをしつつマスクをしている若者?この国の日常やいかに?と思う。

緊急時対応の大切さ
日常からのものの考え方
情報の精査といかに自分の身は自分で護るかである。


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