悲しき1年前を思う夜
2020-02-21
ちょうど1年前の悲しき報せ今やれることを大切に
人生を感じる夜に
この週末に企画されていたいくつかのイベントが中止になった。不透明で感染拡大が懸念される新型コロナ、死亡した方の報道や九州で初の感染者と云う報道に、その都度敏感に反応せざるを得ない。その一方で、企画イベントを開催しようとしていた方々の無念さも痛切なものがあると想像する。何より情報の一人歩きや公開が十分に為されないことに、不安や恐怖は拡大するものだ。3.11などでも覚えた報道への不信感が、今やこれほどまでであると、真実が試され暴かれているかのようである。自ら情報を精査し「正しく怖がる」と云うことの実践が各自に問われている。
ちょうど1年前のことだ、大変に親しかった大学の先輩が天国へと旅立った。直近の数年間は僕が宮崎に移住したこともあろうか、あまり逢う機会がなかったのが悔やまれた。あまりの急逝にご家族の心痛はいかばかりかと、葬儀での悲痛な思いは忘れられない。命日に当たる昨夜、ご家族とお電話で話すことができた。仲間内での「偲ぶ会」を今回を機に開けないものかと模索したが、この世情を鑑みて企画することを断念した。仲間内にも「逢える時に逢う」べきとの意識が暗黙にも醸成されたことを痛感している。先輩を偲び先輩が喜ぶこととは、複雑な胸の内を持ちつつこの世情を見つめている。
今なにができるか?
今やらなければならないことはなにか?
2020年を生きている今
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