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「もう半分しか」より「まだ半分も」松坂大輔と旧友と

2020-02-17
「瓶にワインがもう半分しかない」
「瓶にワインがまだ半分もある」
あなたはどちらの考え方で生きていますか?

低気圧の通過に伴い、南九州は午前中やや激しい雨に見舞われた。プロ野球キャンプも一軍が沖縄に移動してしまったチームもある中、宮崎でまだ後半の仕上げに入るチームもある。雨にも負けず、早朝から西武ライオンズのキャンプ地に車を走らせた。当地に着くと既に駐車場が満車で入れない、と警備員の方に告げられた。これもライオンズに14年ぶりに復帰した松坂大輔の効果が大きいとメディアが連日伝えている。米国で活躍していた頃に、現地の球場やスプリングトレーニングへ応援に行った頃が懐かしく思い返される。昨年の肩の故障やそれ以前からの肘の手術の影響など、松坂がメジャーから再び日本球界で現役投手を続けることは、困難の連続のように見える。メジャー経験者として引退後の道の可能性も多様であろうに、なぜ現役投手にこだわり続けるのか?雨の室内練習場でウォーミングアップに取り組む姿を観て、彼が「まだ・・ある」と考えるタイプなのではなどということを考えさせられていた。

この夜、札幌に在住の大学時代の友人が宮崎に来るというので20年ぶりぐらいに再会の機会を持った。彼は僕とは大学が異なり、大学サークルの東京9大学連盟の幹事長を務め、その気さくな性格はいつまでも変わらないと実感した。だがしかし、確実に時が経過していることも感じさせ、仕事に関しては終盤を迎えているというような意識が彼の言動から垣間見えた。冒頭に記したのは「文学理論」を語る際によく使われる論法だが、ワインの瓶に半分ほど中身の液体がある状況を、「もう半分しかない」と描写するか「まだ半分もある」と描写するかで、語り手の心情は大きく違うというわけである。同様の代え難い現実をいかに見つめるか?語り手(登場人物でもよいが)の心情(意識)は、「もう・・しか」「まだ・・も」の小さな違いで大きく変化する。宮崎への移住が僕にとって生まれ変わりだとするならば、あくまで人生はようやくこれからだという意識が根強い。サラリーマンと研究者では自ずと意識も違うのかもしれないが、平均寿命やあれこれ取り巻く状況を考えても、僕の場合は「ようやく・・これからだ」なのである。などと云うことを、大学時代の旧友は考えさせてくれたのである。

なぜ松坂大輔は人気があるのか?
「まだ・・もある」その気持ちの尊さゆえでは
いつまでも少年のような見果てぬ夢を追って生きていたいものだ。


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