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梅の咲くちから

2020-02-09
冬の寒さに身を引き締めた蕾から梅の花
地球の大半を占める海から寄せ来る波
僕らはみんな生きている

月並みな物言いであるが、この地球という星の歴史からすれば僕らの生きる命は一刹那である。だがその刹那を大切に微細な変化にまでこだわることができた人間は、こうした言語に代表されるように意志や思考を持った。だがその思考があまりにも独りよがりになってしまい、今やこの生命の共存天体である地球そのもののを破壊しようとしてしまっている。都会の生活は地球の生命を感じさせる表皮が剥ぎ取られ、人間様さまだけがこの星の天下人であるかのような錯覚を起こさせる。だが戦国の世の人間の諍いの歴史が示すように、「天下人」は長続きしないものだ。いつかその足元から急襲され、独りよがりを後悔しつつ滅びざるを得ない宿命を背負うのではないか。

新型コロナウィルスの感染者が国内外で増加する状況は、まさに人間が過密な社会を作り上げてきたことへの警鐘かのようにも思われる。病原菌のことについて何ら専門的な知識はないのであくまで素人の戯言であるが、「新型」の発生や感染拡大は近現代社会が作り出した自滅の「黙示録」ではないのだろうか。自然の一部である動物から感染した病原菌が、ヒトからヒトへの感染で強度を得て「新薬」で対抗しようとすれば「耐性菌」などとなってさらに人間を苦しめる。この日は休日で自然界のちからを自覚できる場に出会いたくなり、自宅からほど近い渓谷の中で「梅まつり」が開かれているというので両親と出向いた。未だ梅は三、四分咲きというところだが、冬の間には寒さに耐えていた枝に花がつくというちからには大きな畏敬の念を感じるものだ。その後は海沿いの峠の名所から、まさに丸い地球を実感できる海を見た。その世界の広さの中で、人間はあまりにも小さい。

人間だけが生きているのではない
梅の小さな花芯ほどのヒトの生命
自然のちからを実感すれば人間の諍いが愚かすぎることを知る。


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