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「歌垣ピクニック」来県!

2020-02-01
ニシタチ歩きもピクニック
素材を狩りマッチングなど楽しむ
メッセージ性と遊び感覚が短歌県への道

宮崎県庁文化振興課の方々とともに、宮崎を真の「短歌県」にするにはどうしたらよいかという課題を模索している。今年は秋に国文祭・芸文祭を控えており、多くの県民の方々にこの趣旨を喧伝する大きなチャンスの年である。この日は大阪から陸奥賢さんをお招きして「まちなか」でできる短歌企画の体験に伴い、様々に語り合う会が実施された。陸奥さんは既に大阪で「歌垣風呂」など短歌に関連したイベントを企画し話題になり、全国に「まちあるき」による活性化の仕掛け作りなどをしている観光にも関連したアイディマンである。諸々とその秘訣を聞くに、「まちづくり」とは「仲よくなること」であると云う。集う人・お店の人が相互に仲よくなり、何らかのコミニケーションツールを介して、楽しく話題を語り合える場にすること。まさに行って楽しい場にすることが大切なのは、飲み屋さんひとつ取っても同じ理屈である。

宮崎市中心部には昭和の香り漂う繁華街「ニシタチ」(西橘通)がある。この夜は参加者で「歌垣ピクニック」という企画を試行的に実施した。「まちなか」を概ね30分ぐらい歩き、短歌の素材を発見する。五七五七七の形式だけが決まりで、あとなんら制約はない。字余り字足らずも問題なし、という自由度の中で発見できたもの、想像したものをそのまま言葉にして再び会場に戻る。男女同数の会として歌を無記名で投函し、作者以外が無作為に取った歌を声に出して読む。まずは男性側が5首の歌を読み、女性側は眼を瞑り聞いている。同じことを女性側の歌でも実施し、相互に一番耳で聞いて直感的にいい歌だともったものに投票する。音声のみで実施することも、誠に身体的な感度を上げるようで刺激的な時間であった。開票し相互の歌を選び合っていたらカップル成立、短歌の言葉に表現された感性によるさながら「フィーリングカップル5対5」である。その後、ここで使用された短歌をどうするか?例えば「ニシタチリーフレット」にするか、「ニシタチ短歌マップ」にするとか、話題は尽きずその流れで懇親会まで充実した時間となった。

宮崎だから短歌で仕掛けよう
「遊ぶ」感覚が何よりも重要
繁華街に観光名所に「歌垣ピクニック」の可能性は無限大である。


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