1日の運動量は時計が知っている
2020-01-13
時計がすべて量ってくれる運動量・エクササイズ・立っている時間
1日に身体をいかに生かしているか
休日ながら書かねばならない原稿があり、研究室に籠った。静かなキャンパスは人影も少なく、落ち着いて筆も滑らかであった。ほぼ午前中から机に座っていると、丸1日の運動量がかなり少ないことを知った。歩数なども夕方に至り2000歩しか記録しておらず、1日ですぐにどうこうという訳ではないが基礎代謝の退行などが気になってしまう。というのも、先月から機能的な腕時計を購入し使用していることによるもの。腕に装着していると歩数はもとより、1日の運動量やエクササイズ・立っている時間などを自然に計測してくれる。座って動かないでいると、「1分間の深呼吸をせよ」とか「立って1分間は動きましょう」などと促してくれるのだ。余計なお世話、といえばそれまでだが、確かに時折の身体的な動きは脳の活性化にも資するものと実感した。
近現代化の波の中で、人間は「動かない」身体に退行してきてしまった。自動車・自転車・エレベータ・エスカレータから動く歩道まで、歩かないで生活できる代物が身の回りに溢れている。旅といえば航空機か新幹線かという時代、ひたすら歩いて邂逅を求める旅などはむしろ計画的でなければ実行できない。かの若山牧水の歩行量や速度に距離などが計測できていたら、かなり驚異的な数字なのではないかと思う。動かなければ筋力は衰え、その結果で内臓や血液にも悪影響が及ぶ。乗らない自転車は錆びついてしまうように、身体を錆びつかせてはなるまい。研究者の宿命で机に向かう時間は貴重であり、かなりの分量を確保せねばやっていけない。それだけに、日常にいかに身体を動かすことを埋め込むかが課題だ。機能的腕時計も近現代化の先にあった代物であるが、時代を省みて自分の意識を変えてくれるパートナーなのかもしれない。
夜は近所の公共温泉へ
「もう1月も半分近くじゃ」と知り合いの方が
脳活動も次なる意欲も、そして身体活動も活性化していこう。
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