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初日の出と青島の元日

2020-01-02
学園の丘に初日の出が陽炎
青島神社の風に海も穏やかに
いつもの宮崎での豊かな元日

元日ということもあって、日の出時間を確かめて朝のウォーキングに妻とともに家を出た。7時14分日の出時刻、海上沖に雲が多少あり街の建物もあるために約10分近く経たのち、居住地の鎮守の杜のあたりから生命力を存分に満たしていることを感じさせる「かぎろひ(陽炎)」が見えた。その滲み出るような形容しがたい色の力強さ、自ずと新しい年に心が燃ゆるような思いを致した。宮崎は東側がすべて海岸線であるために、初日の出を見るには絶景なスポットも多い。この地形そのものが「神話のふるさと」としての由来であろうが、スポットならずとも身近な場所で初日の出が楽しめるのがまたよい。大学のグランドを逞しく歩みつつ、妻とともに新年の希望を心に祈る。

昼前から地元の親友と青島へ。宮崎に来てからほぼ毎年、新年を寿ぐのは青島の地である。水揚げされた海鮮料理から新たな「命をいただき」、新年の希望を語り合う。「今」そのものをどれほど豊かに生きるか。親友の言葉にはいつもそんな懐の深い、社会観と人生の歩み方を学ぶことが多い。彼の言葉の端々には、東京生まれ東京育ちという共通点から、宮崎に住む魅力が理屈ではなく語られる。その力強さと融通と要領のよさから、僕のような業種では味わえない「社会観・人生観」が見えてくる。お店の料理の豪快さは、決して東京にはない野生的なものがある。このあまりにも豊かな食文化を知らずして、都会の喧騒に埋もれる人生は御免である。夕凪に海が静まるころ青島神社へ、未だ参拝の行列は絶えないが、親友と元宮へと直接歩む。その経路の発想そのものが、僕にはないもの。「元宮」こそが祈るべきところ、という笑い声に明日の希望が見えるような気がした。

人と繋がり食文化を楽しむ
宮崎での新年がまたこうして始まる
今年は妻も両親も、この場に一緒であったことがこの上ない幸せでもある。


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