#細島いわがき・#ひおうぎ貝ー#宮崎ひなた食べる通信
2019-11-25
日向市細島港の磯の香りが海洋資源を獲り尽くすような漁では
持続可能な養殖への転換を果たした生産者から
宮崎県日向市は、若山牧水の生誕地でもあり短歌関係の企画や行事が開催されることも多い。そうした折に何度か細島港を訪れたことがある。港の市場のすぐ脇には「海の駅ほそしま」があり、新鮮な地獲れの魚介類を味わうことができる。また本日の標題とした「宮崎ひなた食べる通信」の編集長である長友慎治さんに連れ立って、親友の落語家とともに漁港の寿司屋に行ったこともある。いずれも細島港の澄んだ海からの恵みを堪能できて、宮崎県の生産が牧畜業や野菜の生産など、陸の食材のみではない奥深さを再認識する機会であった。その細島港で牡蠣養殖に勤しむご夫婦の逸品が「宮崎ひなた食べる通信冬号」として送られてきた。細島港での牡蠣養殖で育ったものは、他よりもミネラルが豊富で一年中食べられる上質なものであると通信は伝えている。
海洋資源に対しては格別な文化を育んできたわが国において、海洋資源の枯渇や海水温の上昇など温暖化の問題は深刻である。列島各所で台風や豪雨の被害が毎年のように断続的に続いているのと同様に、海洋資源の異変も僕たちには見えないだけで深刻の度を深めているのではないだろうか。秋刀魚の水揚げの減少を考えても、明らかに列島の食卓の風景を一変させてしまう一大事なはずだ。近現代150年間が荒らしてしまった自然が既に悲鳴をあげているにもかかわらず、未だに兵器の増強などの戯言ばかりに執心する人間やいかに?エネルギーも海洋・陸上すべての資源を、再生可能な「自然と融和」したものに転換していくことが急務である。標題の「いわがき」「ひおうぎ貝」を早速に妻とともに調理して美味しくいただいた。生産者の日頃からの努力と親子間の養殖継承の物語が詰まった逸品、その素顔を知りながら宮崎の港に、海洋資源の未来に思いを馳せて海と融和するご家族がいることに、聊かの安堵を覚えたりするのだ。
早速、編集長の長友さんからメッセージ
生産者の素顔を知りつついただくありがたさ
そうだ!また日向に行こう!
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