誕生日を噛みしめる理由
2019-10-04
母の誕生日を祝うまた次の1年を健康で幸福にの願いを込めて
姪っ子のサプライズ参加も
母の誕生日には、特別な意味があるとあらためて思った。息子としてこの日がなければ、そして母が健康でこの日を繰り返し迎えてこなければ、現在の僕自身という存在もないからである。今ここに持つ「命」というものは、母親の生誕によって、その母親の生誕には祖父祖母のそれぞれの生誕と人生があって、祖父祖母の生誕は曾祖父母それぞれの生誕と人生があって、と繰り返し「命」を継承してきたことを考えさせられる。人にとって「命」をいただいた日、それは幾代もへの感謝があるゆえに、「次の1年を健康で幸福にという願いを込めるのだ」と母は言った。
自らの「命の継承」を考えるのみではなく、後代にいかに継承したかにも、人は大きな「生きる」を実感できるものだ。母の誕生会に急遽、姪っ子が職場から長い道のりを駆けつけた。今回は「サプライズにしよう」ということになっており、母にはこのことは告げないでおいた。宮崎に引っ越してきてからの両親は、常々この孫に逢いたい願望を口にしていた。直前まで仕事の関係で予定が立たなかった姪っ子であったが、なんとか都合をつけて来ることに漕ぎ着けた。姪っ子の唐突な登場は、母にとってこの上もないプレゼントとなった。父までも感激して、普段は見せない笑顔が写真に写っていた。妹へもスマホで写真を送り、現在の僕の家族の「命」がここにあることを実感できた。
まさに「宇宙と生命」
誕生日には家族の愛がある
自らの命、妻の命がここにあることにも感謝しつつ。
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