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左右非対称の歪みから

2019-09-05
足裏へかかる体重の圧力
前後左右に均等であるわけではない
様々な痛みはこの歪みから・・・

様々な工業製品の精度が高まった社会環境もあろうか、人は多くの物が左右対称であると思い込んでいる。だが、腕を前に伸ばし指先を合わせてみればすぐにわかるように、人体は左右非対称が必然である。利き手・利き足の問題も関係するのだろうが、筋肉・関節・骨格も左右は不均衡であると言ってよいだろう。ジムでのパーソナルトレーニングでは、脚を中心に「左右差」の確認をトレーナーの方がしてくれる。脚にも常に自重がすべてかかっているために、股関節がめり込んでしまい、必然的に左右差が生じてしまうのだそうだ。この日はスクワットをしている際に、新たな非対称が発見された。明らかに。足裏への自重のかかり方が非対称なのだ。この状況に至るに生活上で思い当たる節はと問われれば、先週末に東京〜新潟間往復を自動車運転し高速の渋滞などもあったことが思い返された。右足のみをアクセルとブレーキのために、不均衡かつ過剰に使用したということか。

考えてみれば、靴のかかとの減りは左右非対称である。上下を考えても土踏まずの湾曲によっても大きな影響を受ける。以前に馴染みの靴屋さんで「足裏」をスキャニングしてもらったことがあったが、地面に圧着している部分は土踏まずの湾曲の反り具合が大きく、歩き方に注意を促されたことがある。また中高教員時代に安価なサンダルを校内で履いていた際にも、土踏まずのブリッジ部分に激しい痛みを覚えたことがある。もとより己を大地に預けている足裏の状態に、我々は無頓着すぎるのかもしれない。米国MLBの球場を知ると、その多くが左右非対称に設計されている。本塁打の量産において左打者・右打者で明らかな有利不利がある。中には球聖・ベーブ ルースに本塁打を量産させるための施策であったという説さえもある。スタンドまでの距離もファールグランドの広さも、フエンスの形状までもが左右非対称であるのに違和感がない。日本のプロ野球使用の球場のほとんどが厳密な左右対称であることからも、文化的な感覚も反映しているのだと思ったりもする。

足裏をはじめ左右非対称な人体
うまく矯正すべく身体をほどく
歪みをもったまま固まることが何事でも様々な痛みになるのだろう。


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