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祈り続ける八月

2019-08-28
「祈り」とは何か?
ただただ願い事が叶うことを言うのか?
ことばを刻んでいるこの意味は何か?

八月は何かと「祈り」を続ける月だ。蝉時雨とともに暦をめくり、「15日」を意識して「6日」と「9日」を過ごす。自分が祈ってどうなる?何ができるというのか?だがしかし、決定的に自分の命が「繋がれて」いることを自覚するためには、欠くことのできない「祈り」なのだ。ある人は「祈り」についてこう云う、「自分が犯してしまった生き様を償い、いま生かされている自分が生きてよいのだと悟る」ことだと。生きていれば必ず、後悔も過ちもある。それゆえに「二度と繰り返さぬ」ように、いまここに「愛」を紡いでいくしかないのだ。

高校時代に考えていたことへ、強烈な声と音とことばで引き戻された。なぜ古典を学ぼうと思ったのか?ことばの響きや語感になぜ魅せられるのか?そしてなぜ抒情詩たる和歌が好きなのか?そんな原点の問いは、いつも忘れるべきではないだろう。声で伝えることの魅力とは何か?教え育てることがなぜ好きなのか?求めていた原点から幾度も軌道を外れて混迷の無為な時間も過ごし、いまこの地に立っている。それゆえに「いまここ」でしかできない、八月の祈りを続けるしかない。きっと「祈り」を続けるならば、「未来」はもちろん「過去」も変えられるのだと僕は思う。

今此処に「祈る」祈り続ける
あの日の少年はいかに命を繋ごうとしたか
八月はまだ続いていく


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