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教師は生き生きとあらねば

2019-08-23
「免許状更新講習」という制度
だが、教師に何が必要なのかを求めて
明らかに時間的な余裕と豊かなこころ

北欧の教育が素晴らしいという世間の声も、すっかり聞かれなくなった。2002年にOECD(経済協力開発機構)の学力調査で、日本の「読解力」が大幅に後退した。いわゆる「PISAショック」を受けて、「読解力」が常に上位に位置する北欧諸国の教育が注目され視察団などが相次いで北欧を目指した。だが果たして日本の教育は北欧から、何を学んだというのか?その後、PISA調査における「読解力」は一応は回復した。中には「V字回復」などと、手放しで喜んだ記事を出したメディアもあった。そうした中で僕は中高現場での教員を経て、大学教育学部の教員となって多くの「授業」で「日本の子どもたち」に接する機会があった。確かに「読解力」向上のための「対策」が適切に取られた成果は出ているのではないかと思える。だがしかし・・・・・

2002年から今も継続している問題として、「白紙答案」があるのではないかと思う。「自由に論述する」という設問に対して、「自由に」書けないのが日本の子どもたちなのではないか。個々人が主体的に、個としての意見を述べることを育てる環境がない。いつも周囲にいる他人の様子を見て、その流れに合ったものを「答え」ようとする。他者と「違う意見」を述べると「横並び」から外れて、「排除」されることを心配する。要するに「教室の空気」に「忖度」することが、学びとなってしまうのである。無意識に「忖度」する思考の習慣がついてしまうのは、誠に怖ろしいことのように思う。「国語」で答えることは多様であるはずなのに、「一つの答え」にこだわる習慣は、学習のみならず「入試」における客観式設問の影響も少なくないだろう。「北欧」のように真に主体的な子どもたちを育てるにはどうしたらよいか?常々思うのは、まずは「教師が生き生きと」するべきではないのか。「北欧」の教育水準が高いのは、「教師」に時間的余裕があり、社会的にも尊敬される存在であるからだ。2002年以降、日本の「教師」は、この2つを雪崩のごとく失って来てしまっているように思うのだが・・・・・。

短くなった夏休みに
「教員免許更新講習」もあり
せめて講習で自らが「生き生き」していることを自覚してもらいたく。


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