オープンキャンパスの窓
2019-08-10
大学を丸々見てもらう機会各々の立場からの声を伝える
高校生と大学との出逢いの場として
前期定期試験が終わってすぐに、オープンキャンパスが開催された。主に高校生やその保護者に、広く大学を開放しその内容を知ってもらう機会である。学部ごとに全体説明・学生からのメッセージ、午後は模擬講義・個別相談が設定され、説明や体験を通して未来の学びの場を体感してもらった。そのパンフレット類も工夫が凝らされ、ガイドブックの裏表紙には「ドリンク引換券」も据え付けられているおもてなし様である。高校生にとっては先行きの人生を見通す「窓」の様なもの、できるだけ明るい見通しが求められる機会であろう。
僕らの時代は、大学側主催のこうした開放行事はほとんどなかったように記憶する。したがって大学祭を見物に行ったり、勝手にキャンパス内を見学に行った記憶がある。まさに丸裸のキャンパスを見たわけだが、さすがに「講義」までは潜り込む勇気はなかった。いざ主催する側に立って思うことだが、高校生がどれほど自分に相性の良い大学かを見定める事は、大変に重要であると思う。中高教員をしていた折にも特に私立であったために、「学校説明会」の機会が実に多かった。その際も、学校を開放し特段の脚色ない素顔を見せられることが相互のためではないかと考えていた。何より入学後にギャップがあることが、一番お互いのために不幸であると思うゆえである。
全体説明でわかること
個別相談で語り合うこと
出逢いこそが人生そのものなのである。
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