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こんな海水温に誰がした

2019-08-07
頻りに発生する台風
地球温暖化の着実な進行を目の当たりに
ただエンジンを回すだけの世の中じゃ・・・

台風う8号が東側の海上から宮崎へ、相撲なら「もろ差し」のような角度で組み付いた。ちょうど宮崎市付近に上陸したが、幸い自宅や大学周辺は被害もなく九州山地を越えて西へと去っていった。だが県北方面では記録的短時間雨量を計測したり、大雨ごとに生活上の不安は尽きない。今朝は台風一過の青空かと思いきや、未だ雨雲に覆われている宮崎市。南西諸島の西には台風9号、また太平洋上の南には10号も控えており、お盆に向けて日本列島を睨んでいる。僕たちが「未来予想図」として見ていた台風の巨大化と頻発は、もはや現実のものとなって日本列島を襲い続けている。「温暖化対策」が奨励されても目先の利害に囚われる経済最優先の旧態依然な社会は変わらず、既に「病理」が発症しているのに何ら治療が行われていないのが現状のような気がする。

台風の頻発する要因は、海水温の上昇であると云う。台風のみならず秋刀魚の不漁なども、同じ影響であるようだ。海は生命と自然の根源的な発生をもたらした、人間にとって生みの親のような存在。近代化工業が沿岸の海を汚染し公害を引き起こし、表面的には海洋を守ろうという方針が掲げられても、海は正直に僕たち人間に警鐘を鳴らしている。何にも優先して人の命を護ろうとするならば、この海の熱を下げることが急務の課題ではないのだろうか。それに反して諸国間の様々な利害に根ざした人間のエゴの争いは止まることを知らず、兵器開発で牽制と防御の他愛もない子どもじみた応酬が繰り返されている。そしてまた8月6日、広島の声にそっと耳を傾ける日がやって来た。そんな戦争の悲惨な歴史を含めて、海は何でも知っているのであろう。

青の地球は変色しつつあるのだろう
人間みずからが人を壊してしまわぬように
未来の幸福を創るのは「今日」なのである。


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