苛立ってないで笑おうよ
2019-07-25
生活の様々な場面そしてネット上苛立ちをもった人々の何と多いことか
人を傷つけるか自らを傷つけるか・・・そんな社会に
いつからTV報道が信用できなくなっただろうか?選挙の前後は問わず、TVでも活発な政策論争が聞けた時代もあった。もちろん一人ひとりの問題であることは確かだが、異常な投票率低下や政治への無関心は、TVをはじめとするメディア環境が醸成してしまってはいないか。片やネット上では偏ったある一部の考え方のみに関して無条件の服従的な態度で接し、その路線に反する意見を汚いまでに非難し排除する風潮が見えて甚だ息苦しい。他者の話を聞けない、頭ごなしに「それは当たらない」と否定する、日常生活でもまずは「人の話は聞こうよ」が原則ではないのだろうか。こうした個々の殻に籠る生活環境が、人々を苛立たせ日常に要らぬ諍いが頻繁に勃発するようになる。みなさんの職場や家庭、通勤路や公共の場でも怒号が聞こえることが多くなっていないだろうか?
このような普通の人の普通の生活の中にある苛立ちが、時に肥大化してしまい一般的な理解に苦しむ極端な暴力的行為によって、社会にあまりにも悲しい陰を落とす事例が相次いでいる。高齢者の自動車運転における暴走なども含めて、みんなが公平公正に考えられる社会ならば予知予防できることなのではないか。苛立ちの先には攻撃か自傷か、苛立ちの吹け溜まった異常な社会の雰囲気が若い世代の希望を奪い、両極に走る社会的空気を醸成してしまっている。いそがしくせわしなく諸方面から煽り立てられる、自ずと苛立ちが個々の人々の中に造られてしまう。苛立ちの原因は何か?そこに隣人を据えて攻撃することで条理に反した個々の発露も捏造される。他者を傷つけることは、自らをも破壊する行為。穏やかに和やかに理性的に考えて生きていることが、最終的には自らに返ってくることを社会全体が忘れてしまっている
苛立ったら頭を冷やして考えよう
幼稚園でも習った「(人の話は)相手の目を見てしっかり聞きます」
まずは今日向き合う相手に笑ってみることから始めようではないか。
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