日々に日向を駆け巡る朝
2019-06-08
今日はいづこの学校へ研究授業を視にいかむ
日向を駆け抜けた10日間
今週は、ゼミ4年生の公立実習における研究授業が各学校で行われた。学校の予定で1週間早く開始したゼミ生もおり、前週に2名、今週は7名、うち1名は授業時間割と大学講義との関係で国語講座の他の先生に委託して研究授業を参観することになった。今年度の4年生が9名と決まった1年前、何よりも公立実習の研究授業を視察しきれるかの不安が脳裏をよぎった。事前からゼミ生同士での時間の重なりをなくすよう極力調整し、ゼミ生たちには学校と時間割の交渉をするように依頼していた。すると誠に見事と思うほど、移動時間なども考慮して「視察時間割」ができた。中には連続時間を2校で行われるものもあったが、前者を授業終了の10分ほど前に出て、後者に5分ほど遅れて視察するという「離れ業」もこなすことができた。ナビゲーションがあるものの、各校へ自動車で道を模索しながら行くことにも一方ならぬ神経を使う。昨日、すべての視察を終えて充実感とともに爽快な疲労が沸き上がってきた。
それにしても車載ナビゲーションは、「罪な奴」と思えることがある。各学校は「電話番号」で、即座に目的地として指定できる。いざ学校に近づいてみると、正門はどこか?と迷うことがある。ナビに案内される場所が、「正門」とは限らず裏手の通用門などの場合も少なくない。昨日も裏手に行ってしまい、どうも違うと思って表に「人力判断」で移動するということがあった。最初に行った裏手の真上の教室で研究授業が行われるのも、何らかの縁ではないかとさえ思う。その学校の後、約1時間をかけての移動。途次折しも豪雨に見舞われて、高速道路ではかなり視界が悪い中の運転となった。それも乗り越えて当該校に到着する寸前で、指定された道が工事のために通行止め。ナビの通信システムで事前に通行止め情報が示されて回避される場合もあるが、どうやら情報はなかったようだ。ここで慌ててはいけない、冷静に道を少し戻り迂回路を模索するとすぐにナビが新ルートを検索してくれた。当該校には卒業生で教員をやっている者もおり、僅かの時間ながらその逞しくなった表情に、教員養成大学教師としての冥利を存分に味わうことができた。
9校の学校で出逢った子どもたち
そしてゼミ生たちの緻密な現場経験
「即戦力」養成へ今あらためて気を引き締める時である。
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