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雨間のひかり芍薬の花

2019-05-02
ぬくもりか希望の光か
洒落た花屋さんで買った芍薬の花が
そして「みんなのお友だち やさしいケロちゃん🎶」

令和初日、宮崎は雨だった。だが新天皇陛下の「国民に寄り添って」というお言葉と、そのスピーチの語りのご口調は新たな時代の幕開けを感じさせた。僕個人にとっても確実に、新たな希望に満ちた生き方が始まった。市内に出向き、ある花屋さんへと立ち寄った。大変にセンスのよい雰囲気の店内には、透明なガラス器に入れられた花が所狭しとかつ和やかに並べられている。その中にある芍薬が気になったようで、1本だけ買い求めた。買い物をした後、県立美術館で開催されている藤城清治展を観た。「木馬座」の影絵のこびとたちの眼は、僕の子ども時代の郷愁を大いに掻き立て、しばしメルヘンの世界の幻想に浸った。

さらに懐かしかったのは、「ケロヨン」である。まだ就学以前によく「木馬座アワー」というTV番組をよく観ていた。そこに登場する車好きの「ケロちゃん」、「かなしいときは、ケロヨン🎶」「パパにもママにもいえないことを、ケロちゃんにならお話できる🎶」というテーマ曲の歌詞も展示されていたが、僕はすべてのメメロディを唄えることができた。藤城氏の履歴に「5回の木馬座武道館公演」とあったが、そのうち1回は母に連れて行ってもらった記憶がある。「車好き」だけに交通安全への啓発キャラクターとしても、「ケロちゃん」は活躍していたように思う。すっかり幼少の頃の「育つ支え」を回顧したような豊かな気持ちになった。美術館から帰宅して、当初に買った芍薬の花を花瓶に生けた。夕刻に雨間から覗いた光に反応したかすっかり花は開き、その姿は新たな希望の「象徴」のようにも見えた。

花を愛で記憶を辿る芸術
温泉にも入り心身ともに栄養を得る休日
夜になって師とお電話で話し和みゆく宵の口であった。


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