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卒業後に進化(真価)が見える

2019-04-29
全員が教師となって
現場で奮闘する近況報告
卒業後も付き合える人生の友として

小中高の教員が日常においては誠に忙しく、働き方改革が求められているというニュースをよく耳にするようになった。どこかで「教育に関わる聖職ゆえに」という建前で、「時間にこだわる問題ではない」という発想がこの国に根付いているのであろう。もちろん、働き方改革は教職に限ったことではないが、極度な「クレーム社会」のあり方にも抗い「教師」という存在が社会的にもさらに尊敬されるべきと思う。北欧諸国が教育先進国であることからは、まず「教師」に余裕があり児童生徒からも保護者からも尊敬されることが肝要だ、ということを教えてくれる。同時に昨今は定年退職者層の多さによる採用人数の大幅な増員という傾向があり、20代の即戦力教員を養成することが大学学部の使命として重要視されてきている。

特別な10連休ということもあり、ここ4年間に卒業したゼミ生たちで集まれる者たちの会に呼ばれた。全員が小中高いずれかの教師であり、近況報告を聞くと各現場で奮闘している様子が窺える。初任3年目までというのは何事も必死であったと、自らの経験を振り返って思う。その中でも外聞や体裁が気になったりと、悩みは尽きない時期である。だが「教師」であること、「学校」という場を嫌だと思ったことは、僕自身は一度もない。それはひとえに、職場の同僚や大学時代の友人らとの交友に支えられた面が大きい。今まさに初任3年目までのゼミ卒業生たちが集い、同じように学生時代からの交友から元気を貰う姿が見られて誠に嬉しい限りである。「教育」の「真価」は、まさしく卒業してから現れるものだ。同時に現場で揉まれて「進化」した卒業生たちに、逞しさを覚える幸せな時間であった。

「ゼミ」とは「苗床」という語源から
すくすくと「実るほど首を垂るる」卒業生
宮崎県内に心ある教師を送り出すために。


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