無条件の笑いで生きよう
2019-04-14
艱難辛苦も笑い飛ばしてくよくよせずに前に進む
どうせ生まれたからにゃ
宮崎の一番の親友が仕事中に転倒し脚を負傷し、しばらく入院生活を送っていた。僕が宮崎に赴任した直後からの付き合いで、職場の同僚以上の親しい間柄である。異業種ということやお互いに東京出身という相違と共通点があるため、話していると様々な面で社会勉強になる。久方ぶりに電話をしてみると、前日に退院したというので早速近所のお店で夕食をともにした。予期せず退院祝いのような宴になったが、彼の入院中の話を聞いていると楽しいように聞こえて、本人にとっては苦難であったことは理解しつつも、無条件に笑えてしまうことが多かった。患部のためにまだ杖を使用しているが、それを「黒田官兵衛」だと気取ってみたり、病院で多くの仲間ができたという話に、腹筋が張るほどの笑いを覚える時間となった。
人として肝心なのは、いつでもどこでも「人間同士の繋がり」を最大限に大切にする姿勢だと彼を見ていると思う。医師・看護師をはじめ偶然にも入院している他の患者さんらとの関係性を作り上げることで、回復に希望の光を見出すことができる。グルメな人ゆえ、さすがに病院食は辛いと言っていたが、それだけに退院後の食事を無上の楽しみにしている。怪我や病気に見舞われると「なぜ自分だけ」といった後退した気分になりがちだが、「忙し過ぎたからゆっくり休めた」と本気で捉えて過ごす術を見出す心のあり方は、誠に見習うべきと思った。その上で健康の大切さや普通であることのありがたみを、身にしみて感じている。こうした心のあり方の基本には、いつも「笑い」がある。途中から産直市場を経営する親友とその親友も加わり、さらに「笑い」も3倍になる宵の口を楽しんだ。
くよくよするより
喋って笑って人と繋がろう
真に生きる意味とは、こんなところにあるのかもしれない。
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