春らしさ春満開ー第334回心の花宮崎歌会と桜の週末
2019-04-08
春の雨・風・色彩散歩すれば桜は満開にて
新しき花を求めて・・・・・
週末6日(土)は心の花宮崎歌会、試みに15時半からの開催で懇親会は18時半から。今までの19時歌会、21時半懇親会より遠方の方などが参加しやすく、明るさのち居酒屋という流れも悪くない。数ヶ月はこの時間帯での開催を試行するということ。新年度初の歌会、春らしい陽気の中に春の気分を醸し出す歌も多かった。春の雨・風・色彩・花、様々な自然の中にいかに人事を重ねるか。やはり「春」は、他の季節以上に「時間意識」が高まっているようにも思う。その「気分」はやはり古典和歌からの伝統でもあり、そこに現代の様々な風物・生活を結びつけるかも大きな課題だろう。感興を呼ぶ比喩、そして新たな発見、素朴な生活の中の一コマをいかに描写するか。新年度にしてあらためて多くの学びある歌会・懇親会であった。
先週は七分咲き程度だった桜が宮崎でも満開。日曜日は早朝から近所の公園を散歩した。桜トンネルの石段を登り拓けた視野に、居住地域の街並みがよく見通せる。桜の淡いピンクに薄雲があり、その上に空の青という構図が美しい。その途次、県議会議員選挙に出向き早々に義務を果たす。昼からも春の海を見ながらのドライブ、昼食後にはまた美しく満開な桜を見た。手元には常にスマホがあるので、いかに写真を撮影すれば美しいかなどと最近は考えるようになった。桜は遠目から並木を見ても美しくそのような見方が一般的であろうが、花一輪に接写してみると個々の花びらにも個性があることに気づく。拙速とも思えるごとく満開時期に既に赤色に萎んでいたり、奥手にも蕾のままもったえぶって咲いていないものもいる。人もまた同じように様々な生きるステージでの咲き方がある。時宜とはいかに、あれこれと考える夕間暮れである。
学校制度は「春始まり」をやめられない
桜という「文化」と「自然」の接点
短歌をよむとは、まさに1300年の歴史に身を置くことなのである。
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