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対話から芽吹く新しい明日

2019-04-06
在学生との新年度面談
様々な進路と途中経過の対話
話してお互いに新たな気づきを・・・

新入生に引き続き、この日は在学生オリエンテーション。様々な説明会の合間を縫って、ゼミ4年生や支援教員になっている2年生の面談を行った。2年生には1年間でどんな学びの状況であるかや、大学生活の状況になどについてあれこれ対話した。1年次は基礎教育科目や専門教育科目が多く、具体的な教科教育の科目がないため「教師志望」の熱意の響く部分が少ないようであるという気づきが僕の中にも生じた。担当する「国文学」関係の専門科目においても、「教壇に立つ」という意識をさらに深く意識して講じるべきであると考えさせられた。日本文学の研究者として専門性を学生にも深く学んでもらいたいという思いはあるが、その「日本文学」を生きたものとするためにも、豊かな「学校現場」への寄与が不可欠であるように思う。

一方で4年生は、必然的に教員採用試験や進路についての話題となる。採用試験を目指す上で「教員」としての即戦力となるための学び、また採用試験を目指しつつも大学院に進学しようという意志を持つこと、個々に様々な方向性を確認できた。ゼミ生の指導で心がけていることは、一方的な添削・指導は行わないこと。文章であればその適否について、書いた本人も他者になったつもりで叩き台として批評し、僕との「対話」の中から自ら修正点を発見していくことが肝要である。進路について話す場合も、方向性を僕に話すことで自ら客観的にその状況をあらためて把握する。その客観的な視点こそが新たな自分を創り出すことになる。もちろん卒論テーマなどについても様々な話題に及ぶが、僕自身が指導教員として新たな問題意識を持つような対話となるように心がけている。

新年度の希望を聞き力をもらう
研究室の机上に創造の芽がある
新しい明日が始まる。



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