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命と向き合うということ

2019-04-05
「疑うべき理由があればとことん疑い、信じるべき理由を見いだしたら確固と信じ、
 疑うべきことを軽々しく信じないように脳力の発達を導くのが真の教育である。」
(動物学者・丘浅次郎の初等教育のあり方についての弁)

昨日(4日付)宮崎日日新聞の「くろしお」欄に、前掲の言葉が引用されていた。同欄は「頭の柔らかい子どものうちは大切なことは『鵜呑み』にさせず、しっかり自分の頭で考える力を身につけさせなさいということだった。」と丘の主張の要点をまとめている。「疑うべきことを軽々しく信じないように」という点は、初等の子どもたちばかりではなく現在の大学生たちにも言いたいと思える内容である。いずれも「理由」を見いだす観察・考察力を身につけるべき、とも言い換えることができそうである。SNSの利用などが日常化し、従来の大学生活とは比べものにならないほど情報過多な時代になった。それだけに情報の精査が誠に難しく「鵜呑み」も横行しているのではと「疑い」たくもなる。

また新たな命と向き合い始めた。一昨日に入学式を終えた新入生を対象に、オリエンテーションを実施した。役目柄、司会を担当したが講義室に並んだ250に近い新たな瞳に出逢い、その命の重みを実感する。小欄2月付記事に記したが、「教育とは命と向き合うこと」なのだ。しかも人生の中で「発芽」から「苗」になるような段階の命を、僕らは育てていることになる。事務的な司会進行の節々に、いくつかのメッセージを織り込んでみた。新入生が緊張極まる朝一番「石のように固まっていては、情報は入って来ません。栄養ある水をたくさん吸えるような頭で聞きましょう。」、午後の開口一番「先生方の話や資料の言葉・文字を追うのみではなく、自分の頭で具体的な場面の映像を描くように想像して聞きましょう。」などという趣旨だ。ことばにはしなかったが、「君たちの命を生き生きと」という思いを心に抱きつつ。

「疑う」ことは悪いことではなく
確固たる「信じる」へ向かうための尊い出発点
また「国語」を専攻する学生たちとの出逢いが始まる。


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