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日本の学びは大丈夫か?

2010-09-07
6日(月)新しい週の始まり。気持ちを充実させてスタートさせる。今を充実させることだけが、明日を築いていくのだ。停滞している間に、ただ一歩を踏み出せばよいだけだ。

 夜、帰宅してNHKの「クローズアップ現代」をニュースからの流れで見た。日本の大学生の奨学金制度が破綻しかけているという。経済状況の厳しさから定職に就けない学生が増大し、返金の滞納者が33万人。加えて、1999年から日本学生支援機構が開始した高額の貸与を受けられる制度改定と、有利子の奨学金設定により、返金額が大きくなり滞納に拍車をかけているともいう。夢を目指して学びのために貸与を受け、夢を叶えた暁には、自身の力で返金していくという、自活的な学びのシステムがこの10年間で崩壊してきているのだ。

 小生も学生時代には、日本育英会(日本学生支援機構の前身)の奨学金貸与を受けていた経験がある。周囲の友人たちも多くが奨学生だった憶えがある。しかし、毎月の額は最小限であり、4年間の総額を返済するのに1年間に10万円前後を十数年継続するという程度だった憶えがあるので、まあ可能な額であった。しかも、教育職などに一定の期間就くと返済免除とう制度もあった。大学での学びの費用は、極力自力で行うという気持ちを支える制度として、学生が存分に活用できた制度だった。小生もその恩恵に与っていたわけだ。

 現在の大学での奨学金のあり方一つ見ても、日本の学びは大丈夫なのかと思う。中高生の学習意欲の減退、留学意志を持つ学生の減少、教育費をかけられる家庭だけが塾を利用し、私立中高に進学させ、安定した進学教育を貪るように求めている現状。進学者数が学校の評価に直結するという、社会の作り出した悪弊に迎合し、合格者稼ぎのみに学校の命運を掛け、公立私立が争うかのように週刊誌向きの数稼ぎに奔走する。そこに真の学びはない。志向なき大学進学者を大量に生産し、学びに対する意識が低いので、必然的に奨学金などへの意識も安易にならざるを得ない。その先に待つのが、返済滞納という事実である。

 小中高大を見通した日本の教育システムは、明らかに頽廃したスパイラルに突入していると感じてしまう。日本の学びは大丈夫か?将来の日本を背負う若者たちは、果たして順調に育っているのだろうか。昨今、叫ばれている以上に、教育改革とその再構築が待ったなしの状況になっているように思う。

 高齢者の問題や、教育の問題などが明るみに出る度に、2000年頃から疑問に感じていたことが、全てマイナスの方向に動いて来ていることが窺える。まさに「失われた20年」という歴史が刻まれかねない。

 だからこそ、今、何かをしないといけない。自分にできる何かをしていかないと。

 意志あるところに必ずや扉は開くはずだ。
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