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身体すべて自分の力で

2019-03-28
「膝を伸ばして反動をつけて」
否、「膝は曲げて自らの筋力で伸ばす」
身体はすべて自らの力で活かすことができる

身体によいこと、とは誰しもが思いながら、その通りにならないことも多い。だが「生活習慣病」という概念が一般化したように、自らの行動そのものが身体を蝕んでしまっているという考え方を意識してすべきと思うことがある。足腰に痛みがあれば、必ずその原因としてその部位以外の箇所が硬直しているということだ。往々にして人は、こうした痛みや病を他の環境や他の人のせいにしがちであるように思う。原因のほとんどは自らの行動のあり方に左右されている、とせめて考えられるようでありたい。年齢を重ねれば重ねるほど、こうした弱い部分が自覚されてくる。その際に、対処療法ではなく合理的に改善する方法を採るか採らぬかは「健康長寿」を目指す上で大きな問題であるように思う。

先月から始めた新たなトレーニング、あるスポーツ用品メーカーの名を冠した「ファンクショナル・トレーニング」というものだ。「腹圧」を意識した深い呼吸をしながら、関節やインナーマッスルの可動域を拡げ、身体の「コア」部分を中心に鍛えていくプログラムである。従来から世間にはびこる方法として、腹筋であれば反動をつけるようにして寝た状態から上体を繰り返し起こすというものがある。それは考えただけで腰への負担が大き過ぎ、その割に腹筋そのものは鍛えられていない。また柔軟性を高めようとする運動でも、膝を伸ばして反動をつけて曲げるという手合いの方法をとりがちだが、まったく逆であって伸ばす箇所を意識してゆっくりした呼吸をしながら自らの筋肉で伸ばしていくという概念が一番伸びるようである。個人トレーニングを月に3回ほど受けているが、トレーナーさんは「地味ですが」と常々云う。人によっては運動効果を実感できない人もいるとか。自らの神経を繊細にして、痛みや弱いところに目を背けず地道に「コア」を鍛えるという趣旨のこのトレーニングが、まさに「思想」としてもありがたい出逢いであると思っている。

自らの身体のことを自らは知らない
誤った方法では逆効果の場合も
あくまで環境や人のせいにはしないことである。


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