今日もまた太平洋をながむ
2019-03-12
午後2時46分あの時この海が
そして僕はあの時から
また午後2時46分が来た。宮崎に来てから毎年のこと、研究棟から太平洋が見えるゆえその窓で祈りを捧げることにしている。今年は当該時間に仕事となったが、その前にまた海に向かって掌を合わせた。8年という歳月はいかほどのものか?被災地の小学校の1年生は、既に大震災を体験していない。語り継ぐことの重要性を知り、あらためてこの自然災害と人間社会について考えさせられる。3.11以後も続く様々な自然災害、ただただ抗うだけでは無為な「人間」という存在に、今も気づけない社会の虚しさが漂うのも事実だ。
僕が幼少の頃は、9月1日になると「防災訓練」が行われていた。そう「関東大震災」の発生した日付である。非常時に備えて荷物を用意したり、その日に限っては意識を高めた記憶がある。再び「関東大震災」級の首都直下型地震が起きたらどうなるのだろうか?9.1〜3.11は引き継がれているのだろうか?東京の今の姿を見る限り、ほとんどそうは思えない。「当事者意識」と口では言う。だがどれほどの人が「当事者」の立場で考えているのか。次なる「大震災」はいつどこに来るかわからない。今日”は”平穏である日向灘を見て、僕はいつも考えるのである。
今日生きる命の問題
「復興」と踊る言葉
海に空に向き合い自然との親和性を考える。
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