インナーマッスルを働かす
2019-03-05
「背骨に付着して姿勢を保持するための筋や、股関節や肩関節に付着して間接の位置を保持する筋など、
長時間持続して緊張を要する部位などによくみられる。」
(『日本大百科全書』より)
僕たちは日常で様々な動作をしているが、その全てが「筋肉」によって為されていることに自覚的ではない。今朝、寝ている状態から起きる時を考えても、多様な筋肉が身体を支えて今日一日を始める動作となる。高齢の方などが、起きるだけの動作で難儀をしているのは、明らかに筋肉の衰えが原因だ。筋肉は意識しないと、50代を過ぎればみるみる衰えると云う。生活そのものが便利になって、昔よりも衰えた筋肉は多いであろう。例えば、若山牧水なども今では考えらえないぐらいの距離を歩き尽くす旅をしており、足腰の筋力の逞しさが偲ばれる。こうした活動的な筋力のみならず、ただそこにいるだけ、いわば「姿勢」にも筋肉が大きく関係していることを改めて考えさせられている。
冒頭に記したのは、「インナーマッスル」を検索して得た一解説である。「背骨」「股関節」「肩関節」などに付着して「姿勢」を保持するために必要な筋肉と言える。筋トレなどでは見栄えはって大胸筋などの「アウターマッスル」のみを鍛えがちである。だが動作をする上でとても大切なのが、このインナーマッスルであることは明らかだ。「腹筋を割る」などと云う表層的な見栄のみならず、関節周辺で持久力が高く疲労しにくいという意味でぜひとも大切にしたい。かのイチローも怪我もせず現在の年齢まで現役でMLBでプレーできるのは、この関節周りのインナーマッスルを鍛える専用のマシンを自宅に備えているからだと聞いたことがある。かく考えて、「インナー」を意識的に鍛えるパーソナルトレーニングを始めた。
何事も「内実」に伴う筋肉を働かせる
ゆっくりした呼吸とともに腹圧を意識して
地味に素朴に負荷を感じるような仕事への向き合い方
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