まず腹圧より始めよ
2019-02-21
脇腹を背中側から前面へ取り巻く筋肉呼吸を意識することでしか鍛えられない
腰はもとより内臓を支える要となる筋肉
体内の筋肉や作用のどれほどを、意識して動かしているのか?日常の動作では自ずと様々な筋肉を使用しているはずだが、その都度に意識があるわけではない。だが呼吸一つをするにも、何らかの筋肉作用によって行われている。例えば、唐突な”くしゃみ”に腹部などに特別な負荷がかかってしまったと自覚することはないだろうか。靴を履く、物を持ち上げる、さらには排尿排便において、特に身体中心部の筋肉がその動作を着実にサポートしている。よって、加齢とともにその筋肉が弱くなれば様々な支障が出始めてしまう。表面に見える大胸筋などは鍛えても、なかなか見えない腹部内部の筋肉を鍛える意識は高まらない。
新たに個人で指導いただくことになったトレーナーの方から、「腹圧」という語彙を教わった。「筋肉のコルセット」と喩えられるように、左右脇腹を背後から腹の中心部へと取り巻くようについている筋肉が動くことによって呼吸が行われ、腹の空気圧が促される。腹筋の鍛錬というと、すぐに「6パック」(腹を卵のプラスチックケースのように6分割がはっきり見えるよう鍛えること)が思い浮かぶが、それは外見上であって重要なのはこの脇腹と腹圧の意識であると云う。実に地味なトレーニング方法であるが、その効果はすぐに実感できた。筋トレばかりではあるまい、文章を書くも歌を詠むもこの「コア」なる筋肉が動くような鍛錬を日常からすべきなのである。
自然に地味に動作するものを大切に
現代人が忘れてしまっている呼吸のあり方
身体は正直にその弱点が痛みや病で露出するものだ。
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