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義理ってなんだろう?

2019-02-15
日本だけの風習?「義理チョコ」
Xマスやハロウィンの異常な喧騒に同じ
何のために?そして様々な弊害も・・・

Web記事に掲載された情報なので確証はないが、「義理チョコ」というのは日本ならではの社会的慣習なのだと云う。主に職場などで「バレンタインデー」の本来の趣旨には適わない人にも、「義理」を通してチョコを贈るということである。社内の状況によっては、かなりエスカレートした状況もあると聞く。確かに僕が小中一貫女子校の教員だった頃は、その日だけ校則である「お菓子持ち込み禁止」が解かれ、競って手作りチョコを持った生徒たちが、職員室に押しかけたことが思い返される。経済効果の上ではそれなりな事態ではあろうが、この狂騒曲のごとき乱舞には聊か眉を顰めたくもなる。本当に大切に思う人に日常の感謝の心を込めてと、せめてこのくらいの密度を持って楽しみたいと思う。

「義理」とは『日本国語大辞典第二版』によれば、「1、物事の正しい道筋。道理。」「2、体面・面目」「3、つきあいや社交の場でのべる口上や挨拶。」「4、特に世間的なつきあいの上で、仕方なしにする行為やことば。」「5、血縁以外の者が血縁と同じ関係を結ぶこと。また、その関係。」「6、わけ。意味。字句の内容。」「7、(能で)劇としての筋、内容。またその面白さ。」などと多岐にわたる。主に1、2、6あたりの意味で古来は使用されていたものが、江戸期以降に4、5などの意味を生じたように用例を見る限りでは思える。こうした語誌から考えるに、「仕方なし」という負の心を背負いながらも、「道理・面目」といった日本で「しがらみ」の原因になるような体面に拘束される精神的図式のように思う。

漱石『草枕』冒頭に曰く
「義理を通せば窮屈だ」
講義のないこの時期の大学は、静かでとても過ごしやすい。


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