2月に錨を投げよ
2019-02-08
早一週間2月が動き出すと早く速く時間が進行するような
まずは錨を投げておきたく
近所の公共温泉で常連の方々と話すのは、一日の疲れを癒す大切な時間でもある。その中で多くの方が、「時の過ぎゆくのが早い」ということを口々に言うことが目立つ。年が明けて3月まではあっという間、すぐにゴールデンウィークとなって夏になる。涼しくなれば秋となって今年も暮れていく、などと駆け足の1年を口にする方が複数いらっしゃる。多くの方が「光陰矢の如し」を実感していることを、ひしひしと実感するわけである。確かに1年前などを思い返せば、東京の実家の引越へ向けて、慌ただしく宮崎と往還していた頃から、瞬く間に時間が経過しているようにも思う。
だからこそ「今」が大切なのだ、と常に自分に言い聞かせる。「また」「あとで」は決して実現しない。例えば持ち物などでも、気が付いたらその場で鞄に詰め込まないと、忘れてしまうことも稀ではない。その「今」その「一瞬」、人生はこの積み重ねなのである。短歌とは、その「一瞬」に「錨を投げる・おろす」所業であるなどと比喩的にいう場合がある。放っておけば過ぎ去って漂流して行方知れずになってしまう「一瞬」=「時」に、ことばの「錨」を投げ込むのである。「早い早い」というこの2月こそ、心して「錨」を投げねばなるまい。慌ただしきときこその、「錨」なのだ。
卒論などの評価の時間
定期試験期間も終わりつつある
今日ひと日を噛み締めて生きる
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