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神話のふるさと鼎談と公開歌会ーみやざき県民大学

2019-02-04
エフーディの会メンバーによる
宮崎の魅力発見
神話と短歌と文化力みやざき

記紀編纂1300年である7年間を通して「県民大学」の学びが県内で展開しているが、今年度の最大の企画ともいってよい鼎談と公開歌会が開催された。三浦しをんさん(小説家)・東直子さん(歌人・小説家)・神野紗希さん(俳人)・平岡直子さん(歌人)・小嶋なおさん(歌人)による、豪華な内容に以前から楽しみにしていた企画である。まずは、県内文学研究者として頼もしい県立看護大学教授の大館真晴さんのコーディネートにより、三浦さんと小島さんとの鼎談から幕が上がった。前日の県内神話の源流めぐりをもとに、食文化や人のよさを始めとして、様々なみやざきの魅力が二人の表現者によって自由奔放に語られたのは実に楽しかった。「日本一おみくじの多い県」という紹介や「神楽せり歌( 掛け合い歌・神楽囃子)」が古代の「歌垣」を今に伝える伝承であり、東アジアに広がる歌唱文化であるという指摘は、みやざきの文化的位置を俯瞰するような発想が得られ、新たに考えてみたい点を見出すことができた。

以下、第2部〈公開歌会〉の模様を覚書メモから転載する。
各歌の詠者は最後に発表されたが、小欄では読者の楽しみとして記さずにおく。

〈公開歌会〉
1 サメを食べないあなたの腕をなんどでも ずり落ちてくる赤い袖口

2 燃えさかる炎のごとく絶縁状叩きつけたし ひたすらに海

3 君抱けば青き鱗の匂いして さざ波さざ波 神話が終わる

4 岩の乳ほのかに甘くしみとおる 見せてはならぬ身体の火照り

5 亀石の窪みめがけて陶の玉 私は私をこうして放る

〈得票〉
会場選(5番) 河野県知事選(4番)
平岡選(2番・5番)神野選(2番・5番)東選(1番・3番)三浦選(1番・4番)小島選(3番・4番)

4番:火照り 母としての

5番:運玉 下の句がよし 入らない玉 自分をぞんざいに扱う
  下の句 抽象的 読み手の経験が反映

1番:エロい わからなさの濃度が高い 小島さんへの挨拶歌か

2番:大きい歌 ネガティブ 拒絶 論理の破綻をねじ伏せる
  神話の切り取りは難しい 一字空き 神話との重なり 余白 壮大な時空あり

3番:神話を活かして恋愛感情を詠みこむ 上の句で倒れこむのを、さざ波で引く

神話 =官能的=恋と命〜エモーショナル


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