かの太陽をこころとはせよー2019年の初日
2019-01-01
新年あけましておめでとうございます旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新年の目覚めは殊の外、快調であった。何らかの穢れが晴れたかのような、軽快で心地よい朝である。早々に小欄を書こうかとひとたび書斎の椅子に座ったが、カーテンを開けると東の空にううっすらと明けのかぎろひが見える。その曙光に惹きつけられ、心に任せて家を飛び出し大学キャンパスまでのウォーキングに赴いた。陸上トラックをしばらく周回していると、東の空に「かの太陽」が顔を覗かせた。宮崎県青島の日の出時刻は7時16分と確認していたが、木花台からも何とも美しい初日を拝むことができた。まさに日向のくにに住んでいるならば、牧水の未発表歌にあるように「かの太陽」と生きることをともにすべき、と思いを新たにした。
物事には準備が必要である。ほぼその「準備」の段階で、事の成否は決しているといっても過言ではない。ゆえに「1日」の中でも準備を要する。その「1日」を動いてくれる身体、歩くことそのものが「生きること」のように思えてくる。それは「脚」と「脳」の確実な連動性があると、ウォーキングをしていて実感するからだ。各関節と筋肉が実に巧みに連携し、そこに神経を通じて指令を送り僕の身体が動いている。ゆえに各器官に「これから1日動きますよ!」という「準備」の伝達をする必要があるようだ。もちろん小欄も「準備」の一環、文章を書くことに生業の主要な部分を依存しているわけであるから、1日の「準備」として「文を綴る」時間が必要だ。キーを打つ指先、文章表現の検討、使用語彙の意味措定等々、その日に使用する脳や各器官を刺激する。となれば、この正月三が日はまさに「一年の計」である。けふもまた健康で身体を動かし、ことばを織り成すことができる自らに感謝。
様々な前進と様々な困難が伴った昨年
今年は地に足をつけて今朝のように前へと歩く
動かなければ考えは深まらず、動きながら考え続けられる年にしたい。
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