「私心があっては志と云わず」の覚醒
2018-11-29
さらに8年前の手帳多くの大学教員採用応募の記録
「龍馬語録」に覚醒されたこころ
9年前から使用している手帳を眠りから覚ましたことを、ここ両日話題にしている。気になって翌年2010年の手帳も引き出し、11月末頃の記録を読み返してみた。メモされた記述内容で目立つのは「坂本龍馬」関連のこと。ちょうど大河ドラマが「龍馬伝」の年で、人生で4度目となる司馬遼太郎『龍馬がゆく』を読み直した年である。「私心があっては志と云わず」といった、所謂「龍馬語録」が手帳狭しと書き連ねられている。その「志」に覚醒したのか、大学専任教員採用に応募した記録も同時期から急増している。08年の生活の変化、09年に学位を取得したこともあるが、その過去の僕は新たな舞台を”前のめり”に求めている。
「前のめり」とは名作「巨人の星」の中で、主人公・飛雄馬に父・星一徹が常に教訓として語り掛ける「龍馬語録」である。「(生きているからには)たとえドブの中でも、前のめりに死にたい」と云うもので、「この命を使い切る」と云った「龍馬語録」と響き合う。安定した東京での私立中高教員の道に安住していては、決して「ドブの中」ではあるまいし、「私心」や「私欲」の方が優先される人生に相違ない。あくまで「ドブ」は極端な比喩であるが、「安住」して自ら冒険せず汗をかかない人生との対極ということであろう。新たなことへの挑戦は、年齢や状況を問わずに”前のめり”でありたいものである。
幼少の頃にはわからなかった「龍馬語録」が
人生の愛読書で覚醒される
向こう10年を振り返ればそこに長く太い影がある。
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