一時の別れに際し「ありがとう!」
2010-08-27
26日(木)ジムのスタジオプログラムに参加して、早1年半ぐらいになるか。その間、木曜日の夜クラスに参加するのが、恒例になっており、入門段階から同じインストラクターのレッスンを毎度受けてきたことになる。それが次第に、生活の一部になり、仕事で嫌な思いをしても、このレッスンがあるから精神的な活力を呼び戻し頑張ってこれていた時期もあった。ところが、今年に入ってから木曜日に外部組織の会議が入り、なかなか思うように参加できず、他の曜日のレッスンに出ることが多かった。そんな事情の中で、この木曜日を担当していたインストラクターが、今月いっぱいで休職するという。事実上、最後の木曜日になるので、この日は何としてもという思いで、レッスンに参加した。通常よりは早くジムに出向き、毎度、恒例となっていた自分がレッスンを受けやすいポジションを確保。ウォーミングアップも十分にレッスンに臨んだ。
レッスンの内容も、インストラクターが好きな曲をたくさん取り混ぜて進行した。自ずと過去のある時期のレッスンの記憶が蘇る。意識はしていなかったが、このレッスンの小さな歴史を体感し、身体の中に刻み込まれたものがあることに気づいたのだ。バーベルを使った筋力トレーニングを音楽に合わせて行うレッスン。この日は、自分の力以上に自然と頑張ってしまい、多くの会員が大きな掛け声で参加し、インストラクターへの感謝の気持ちを込めたような内容となっていった。
レッスンが終了し、帰りの挨拶。
「レッスンがなくなるのは本当に淋しいです。今までありがとうございました。昨年ぐらいから、仕事で嫌なことも多くて、このレッスンに参加すると精神的に救われていました。」
確かそんなふうに、自分の思いを彼女に伝えた。何だかとても感激してくれて2度も握手を求められた。仕事をしているということは、思わぬ所で自分が予想する以上の思いを抱いてくれている人がいるものだ。そんなことを反対の立場から想像した。彼女の休職の理由はわからないが、またきっとこのスタジオに帰ってきてくれるに違いない。
そんな対話をして後、更に自分なりのストレッチをしていると、妙に自分の中で感激するものが込み上げた。みんな様々な事情を抱えて、自分なりの仕事をしている。そこから何らかの事情で離れることもある。前向きな理由もあれば、辛く苦闘する理由の場合もある。しかし、人とのコミュニケーションを通じて、何かを提供できる職業というのは、何とも尊いと感じられた。
ブートキャンプが流行ったように、家でVTRを見ればレッスンはできるのかもしれない。しかし、やはりライブコミュニケーションをしながら、レッスンをする意味を改めて感じたのだ。もっと以前から、彼女に自分の思いを伝えておけばよかった。レッスンがなくなる時に至り、そんな後悔をする。
人生は一期一会かもしれない。自分の精神的な苦闘を支えてくれたレッスンをしてくれたインストラクターとは、しばしの別れとなるのか。そんな想いを胸に、自分自身が前向きに邁進すべきであることを、この日も教えてもらった。
一時の別れに際し「ありがとう!」
いつでも「今」を大切にしなければならない
「今」は再び来たらず
人間的な対話を常に大事にして
心に浮かんだ思いは、相手に向けるべきだ
また逢う日まで
彼女の今後の人生に幸あれと願う
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