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昇る月陰なにを唄うや

2018-10-25
「昇る朝陽がボサノバ歌っていた」
(サザンオールスターズ「はっぴいえんど」より)
昇る月陰なにを唄うや

月齢15.2、研究室を出て帰ろうとすると、真東を向く廊下の窓から美しい月が見えた。その月陰の色の温かみ、地上に近いゆえの包容力ある大きさ、語り掛けて来そうな表情などが僕の心を掴まえた。大学キャンパスは小高い丘の上にあるため、日向灘の水平線がよく見えて、月や太陽が昇り始める光景をよく目にするようになった。大学以外に高い建物もなく、市内からも15Kmほどの距離がある地方の郊外の環境は、東京に住んでいる時より遥かに地球の表情を見せてくれている。朝陽が昇ればその力に自らの「生命」を感じ、月の満ち欠けとともに身体の変化も悟れるようになった。この地球(ほし)で生きていれば、こんなにも素敵な光景に出逢えるのだ。

月陰にあらず、水平線・地平線に「昇る」ということを考えたら、冒頭に記したサザンの曲を思い出した。2015年発売のアルバム「葡萄」で発表された曲であるが、最新のベスト盤「海のOh,Yeah」にも収められた名曲である。病に向き合い立ち上がって復活を遂げた桑田さんが、妻の原さんやバンドメンバーへの感謝の気持ちを込めて作った曲。「夢と希望を五線譜に書き込んだら」と自らの曲作りをする姿を歌い込み、「土砂降りの雨降る、嵐の後で」というフレーズに続けて冒頭に記した歌詞が登場する。「言葉よりそばにいて欲しい」という愛する人への思い、そしてまた「決してひとりで生きて来れた訳じゃない 歌うことしかない人生だけど イカす仲間が奏でるは Love Song(愛の歌)」といった歌詞に心が深く揺さぶられる。

月を見上げながらゼミの教育実習慰労会
「新しいふたりの出発の日に
 燃える太陽がロックンロールを踊っている」


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