意識できないダメージ
2018-10-10
知らぬ間に蓄積される疲労意識の外で次第に何らかの兆候が
日々、身体をこころで見つめてあげること
出張から宮崎に帰った折、その空気の美味しさに思わず深呼吸をすることが多い。「吸いたい空気」「食べたい空気」とでも言おうか、その芳香とともに身体が洗われるような感覚を抱く。裏を返せば、「東京には空気がないと言った」ということにもなろう。まず意識して「空気を吸いたい」などと、長年住んできても思ったことはなかった。「呼吸」それはまさに意識できる「命」のひとつである。「一呼吸」の積み重ねこそが、「命」を繋いでいる。その「ひとつ」を疎かにするということは、自らの「命」を粗末にしているのと変わりない。ゆえに「食べたい空気」がある環境に住む意義は計り知れない。
研究学会への参加は、発表など登壇機会がないにしても結構な疲労となる。教室の一席で黙って話を聴き続けられるのは、身体の各所が脳を支えてくれているからできるわけだ。ゆえに出張の後はやはり要注意、様々な疲労が身体に蓄積されているはずだ。最近「負債睡眠」という語彙が気になった。日々の「睡眠不足」が積み重なると、それが「借金」のように負の連鎖を引き起こすという恐ろしい話だ。これは何も「睡眠」に限ったことではないだろう。身体各所の腰・首・関節などにも物理的な負担は来るであろうし、内臓や様々な身体機能にも意識せずに「負債」を与えていないかと最近は考えるようになった。生活にも緩急が必要であり、休息と活動の絶妙なバランスが求められるように思う。
意識できないダメージを
探り出せるのはやはりこころである
「一呼吸」を意識するように、各部の「命」を大切にしなければなるまい。
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