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雨雲かかる仲秋の名月

2018-09-25
あの望月から月齢が巡った
雨雲で見えざる名月なれど
思いを寄せて浜で見上げる

先月の26日であったろうか、実に美しい満月を宮崎港で見ることができた。観念的には意識していたが、月齢とともに時間の経過や奥行きが知られるものだと改めて認識した。月齢は巡りこの日は「仲秋の名月」だが、空は雨雲に覆われており月が顔を覗かせることはなかった。だが単なる「雨の休日」として過ごすよりも「名月が見られなかった」と思って過ごすのとでは、大きな違いがあるように思われる。何より前月の望月があまりにも印象的であったこともあるが、月齢が進行する間の出来事を反芻しつつ〈いま〉〈ここ〉が意識できることに意義を覚えたのである。

2日間の研究学会の疲れを取らなければならない、こうした意義を持った休日のあり方が大切であることも悟った。予定に追われずただ思いのままに、心身を休める時間。自分の「生身」がそれほど強靭であるということは思い込みに過ぎず、「休める」ことも大切な仕事の内である。「休める」ことの仕上げは、当然ながら温泉である。この日は加入する共済が提供する利用券の期限も近づいたため、いつもとは違うリゾートホテルの温泉に行ってみた。連休最終日ながら外国人観光客も多く、なかなかの賑わいであった。いつもとは違う泉質の温泉に浸りながら、思いは海上の天空に向けられる。海沿いにガラス張りな温泉であるゆえ、名月が見えたらなさぞ素晴らしかったであろう。だがしかし、人間は思い通りになることばかりではないと、雲隠れした十五夜が語っているような気がした。

空気はすっかり秋
梨に葡萄などが美味しくなった
あの夏の日からの距離を月齢で計る情緒


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