習慣化する強み・弱み
2018-08-25
髭剃・洗顔・歯磨身だしなみとともに他の習慣は
心身のためにあるべき習慣を持つこと
自分にはどれほどの習慣があるだろうか、と考えてみる。一般的で定番な朝の習慣はともかく、多くの人はしていないことが習慣になれば、それは強みとなる。だが、習慣とは微妙なもので自分を向上させる「よい」ものもあれば、心身を負に導く「悪い」習慣もある。往往にして後者の方が簡単に身につけやすく、前者が習慣化するには努力を要する場合が多い。「生活習慣病」という語もだいぶ一般的になったが、人の身体内部に病巣があるのではなく「生活の仕方」そのものが「病」であるということ。こう考えると「習慣」というのは恐ろしいもので、本人が知らず知らずのうちに姿形や表情まで変化させていることがあるので要注意だ。
ゼミに入ってくる学生には、「習慣を変えろ、生活を変えろ」といった趣旨のことを言うようにしている。敷衍すれば「生活の仕方」そのものが、若い頃は「思考」さえ形成するのだと思うゆえである。これが実行できた学生とそうでない学生とでは、日常の言動を見聞しているとすぐにわかる、まさに表情や眼が違って来るのである。次第に何事にも前向きな姿勢が顕れ、僕のところに話に来る機会も増えて来る。その会話の中でさらに「自己の客観化」が進み、自分のあるべき状態へと軌道修正もできるようになる。これは何も、ゼミの学生と指導教員との関係のみではない。日常生活において家族の間でこうした「習慣」の対話があれば、「自分」のやっていることの妥当性がわかって来るものだ。
小欄そのものが「習慣」となってもうすぐ9年
僕自身はどのように「変わって」来たのだろう
まだまだたくさん作るべき習慣があるように思えて来た。
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