味わい深く語りの奥へ
2018-08-09
ゼミ前期打ち上げ焼肉食べ放題に全員集合
美味しく味わい深く語り合い
学部3・4年生が所属するゼミの前期打ち上げが行われた。3年生が幹事となって、教員採用試験一次を終えた4年生の慰労会という趣旨もあった。また前期を通して自分にどんな変化があったか?を語り合おうというのが大きな開催趣旨でもある。乾杯でこのようなことを口上し宴は始まった。美味しく酒を味わう、その力もて自分の知らない自分を語ること。寂しさも悲しさも楽しさも喜びも、まずはことばにすることである。例えば酒を飲んでも、何も語らなければ宴の意味もあらず。心の扉を緩ませてくれる酒の力で、褻(け)の対話を深めるのである。
思い返すに意図せず僕も学部時代は、そのような対話の渦中に置かれるありがたい環境に育った。指導教授が指摘する内容は、自分でも把握できていない自分の姿そのものであった。なぜ先生は僕のことを僕以上に分かっているのだろうか?そんな疑問を持つほどに、酒宴での対話が頻繁でもあり貴重な学びの場であった。昨夜も焼肉食べ放題がひとしきり落ち着いてくると、席替えをしつつ順繰りにゼミ生が僕の隣に来た。どうやら「自分はどう変わったか?」について僕の捉え方を聞きたいらしい。「自分のことをことばで捉える」、それ一つにも様々な方法がある。思ったことを「書き殴るノート」とか、声の表現性を高めるとか、個々に自分を見つめる機会を施して欲しいものである。
僕も自分の学部指導教授なりのことができているのだろうか?
酒は語りてのむべかりけり
立秋を過ぎ3年生は月末からの教育実習へ向けて動き出す。
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