美味しい空気・時節の野菜
2018-06-14
自宅の庭でも大学キャンパスでもそしていつもあるわけではない野菜の種類
思わず深呼吸と新鮮朝穫れゴールドラッシュ
東京へと帰った母とやりとりをしていると、宮崎は食がよかったと繰り返し口にする。その食事のお陰で体力もついたみたいだと、電話の声も元気である。確かに宮崎に移り住んでから、東京で本当に美味しいものに出会うことは少ない。もちろん食材を吟味して提供する馴染みのお店ならば、聊か話は別であるのだが。あくまで東京は経済的物流の中にある都市で、人が時節を感じて生きるような感性おいては不向きな場所である。よく「都会でないと生きられない」といった趣旨のことを口にする向きもあるが、「東京砂漠」などと演歌で揶揄的に表現された無味乾燥な土地は、生活上の幸福とはどういうことかと考えさせられることも多い。
宮崎に住んでいると、無条件に空気が美味しい。大学の研究棟から外に出た時も、自宅の庭に続く窓を開けた時も、東京から帰ってきて空港に降り立った時も、まずは深呼吸をしたくなるほどのよい香りの空気がある。近くにある山川や多くの草木に囲まれていることは、動物たる人間にも好影響を与えないわけはない。また懇意にする産直市場に野菜を買いに行くと、その時節に即したものしか置いていない。昨日も朝穫れの「ゴールドラッシュ」に出会って、思わずその実の引き締まった具合に惹きつけられた。とうもろこしがこの時節に旬であることなど、冷凍コーンを食している身にはまず思いも寄らないであろう。
気もよし水もよし
野菜よし果物よし
生きる上での幸福とは何かと考えてしまう。
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