時に「ニュートラル」へと身を置く
2018-06-10
予定に拘束されない「次は何?」と焦らない
心を解放し親子・親友と和むときを・・・
最近特に「休日」の意義を深く実感している。研究学会やその他の諸行事で、なかなか土日も儘ならない時季が続いて来ており尚更である。勤務規定上では、もちろん土日出張の代休は取れることにはなっているが、なかなかその「代」となる「日」が見当たらないのが現状である。このように考えると、4月以降初めてとも思える予定のない週末を迎えることができた。「何事」にも追われずに、気持ちをまさに「ニュートラル」にしておくことができる時間となる。などと書いたところでこの「ニュートラル」の意味・用法が気になった。『日本国語大辞典第二版』に拠れば、「(1)争っているいずれの側にもつかないこと。また、そのさま。中立。」「(2)機会の動力伝達装置が動力と切り離され。ギアがかみ合っていない状態。」「(3)無彩色や彩度・明度のひくい、あいまいな色。灰色、白、黒、ベージュなど。」とあった。
「社会」に接すれば、自ずと「争っている」渦中を泳ぎ切らねばならず、そのためにも常に自分の心の「動力」と言動をかみ合わせており、はっきりとした「色」を社会的に示すことが求められているものだ。「争い」続ければ心身は傷つき、ギアをかみ合わせ続ければ歯車は摩滅し、明るくはっきりした色のみでは、心の味わいも低下するであろう。文学を読むにも、また短歌を創り出すにも、こうした「ニュートラル」な心が必要なのではと、ここのところ痛感をするのである。ヨガなどをやると心身の連動とともに、瞑想のような域に入り込むことがある。短歌を創り出す際にも、この域が必要なのではないだろうか。最近流行りの身体的な物言いをするならば、「交感神経優位」だけでは心身は健全ではなく、「副交感神経優位」となる時間も必要だということだろう。
親子と親友と焼肉を囲む夕べ
心の赴くままの会話を楽しむ
心身ともに「ニュートラル」な栄養補給の休日
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