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芸術稽古は歩いて巡って

2018-05-22
座って固着する思考回路
歩くことで動かす脳細胞
落語家さんの芸術稽古に学ぶ

地元・清武での独演会を終えて、親友の落語家さんがもう1泊自宅に滞在した。月曜日は通常午前中に講義はないが、附属小学校の先生に依頼した実地指導が2クラス合同であり、彼を家に置いたまま出校した。彼はこの日も夕刻に高座があり、どうやら新しい演目の掘り起こしを行なう企画会だと聞いた。そのため、僕の自宅に滞在する午前中から昼にかけてを、「家で稽古をさせてください」と言っていた。その稽古の様子を見たいと思いながらも、出校しなければならないことと、彼も人が見ているのでは稽古にならない様子もあり、僕自身の好奇心をひとまずは封印しておくことにした。

午前の要件を終えて、彼を空港まで送る時間になったので帰宅した。家の前まで車を走らせると、彼がそのあたりの道路をぐるぐると巡り歩き、何やら様々な表情をしている様子が見て取れた。彼も僕の車に気づき、僕も車庫に車を入れた。「それでは空港まで行きますか」となって、「稽古は十分にできた?」と聞くと、「ええ、このあたりでやってましたよ」と自宅前の路上を指差し、「変質者に思われなかったかな?徘徊してブツブツ言っていたから」と笑顔で答えてくれた。「そうか!稽古は座ってやらないんだね。」と僕が聞くと、「芸術の稽古は歩きながらがいいですよ」と、脳内が固着するごとく身体を静止させておいては稽古にならないと言うのである。かの牧水も「短歌ができない時は散歩」と自著『短歌作法』に記している。やはり芸術稽古は「動きながら」が得策のようだ。

短歌作りも「運動不足」になる勿れ
脳細胞の活性化は動いて動いて
人間として動物として生き物としての本能を、疎かにすべきではないのだろう。


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