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恩師の個展

2009-10-25
 24日(土)早朝から小欄の更新に時間がかかりすぎ、原稿が進まない。本末転倒な状態になっているが、毎日の「自己」を語り出すことは貴重だ。既に癖になっている。

 午前中の仕事を終えて、関連業者の研修会へ。新たなデータに基づいた報告であるから積極的に行くべきだと、社内の主任がいきり立ってけし掛けて来たが、行ってみれば一般論。既に手元にある資料でも知れることや経験的なことばかりの羅列。第二部では、専門分野の対策研修会というので、嫌々ながらもう少し付き合ったが、更なる胡散臭さ。とうとう耐えられず、途中で失敬した。

 18時まで恩師が個展を開いているので、駆け足で直行。和菓子の手土産を携えて東京駅近くのギャラリーへ。大学時代に書道を4年間にわたり指導いただいた先生だが、ご亭主と何十年もかけて、ほぼ中国全土を旅したという。その各地での風景をご亭主が写真に収め、先生が自詠の漢詩を詠み、それを書作品にする。何とも粋で素敵な夫婦2人3脚である。写真とともに漢詩として書かれた字体が、中国の悠久なる自然や歴史を語りかけて来てくれる。私も中国にはけっこう行っている方だと思っていたが、行き先を地図に示した展示を拝見した途端に脱帽であった。「若いのですから、まだこれから何度でもどこへでも行けるではないですか」とご亭主。「学生時代は、千葉の記念碑除幕に車で連れて行ってもらったわね!」と先生。恩師と心得ているが、先生の方がこちらの学生時代における行動を詳細に覚えていてくださる。学生時代から垣根のない親しみ深い先生であったが、今にして改めて恩師とはありがたいものだと尊敬する。個展の写真と作品の図版集までいただいた。感謝と同時に、恩師との関係はいつまでも大切にするものであると実感。

 個展の時間も終了したので、先輩1人と後輩2人とともに近くの居酒屋へ。画廊に行く時に道を教えてくれた、外で客を勧誘するおにいさんの店に入る。酒も肴もまあまあで、旧交を温めるひと時であった。雨が降る中を、今夜もほろ酔いで帰宅。

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