GWスペシャル版ー宮崎大学短歌会歌会
2018-05-03
ゲスト講師をお迎えして連休谷間の歌会開催
また新たなる様々な学びが・・・
連休谷間の2日間の講義も終えて、宮崎空港までお迎えにと車を走らせた。心の花選者で社会学研究者である大野道夫さんが、東京から宮崎大学短歌会の歌会に参加すべく来宮された。大野さんは大学短歌会の諸事情に詳しく、現代短歌史などについても評論されており、学生たちの学びとして大変貴重な機会である。やや激しく降り頻る雨の中、まずはご宿泊の宿にご案内してしばし歓談。お互いの研究分野や、今後短歌に関して評論に書くべきテーマなどについて語り合える時間が持てて僕自身も大変勉強になった。その後、大学に移動しキャンパス内を車で一巡り、広大な自然フィールドを付設する宮崎大学をご覧いただいた。
いつもの通りの時刻(18:30〜)に歌会開始、12首の歌に対して互選票の高いものから批評が始まる。この日は比較的票が割れたが、3票を獲得した歌からこれもいつも通り活発な意見が交わされた。そこに大野さんの評も加わることで、普段は固まったメンバーで批評し合っていることから抜け出した視点も提供された。具体的な推敲案などの提示などは、歌合系のコメント(短歌甲子園や大学短歌バトル等)としても大切なところであるが、当該歌を大切にする気持ちから生じるものとあらためて考えさせられた。個々の歌の評に関しては小欄で記すのは控えるが、最後に大野さんから次のアドバイスが会に提供された。(1)語順を入れ替えたり、言葉の置き方を入れ替えたりして様々な可能性を試みること。(2)歌会に出したらそこで誰がどのような評をするかを予想して作歌や推敲をすること。(3)場所や時間帯を変えて自分の歌を何度か見直すこと。以上の3点であるが、いずれも歌を独善的にならぬように見直す視点として貴重なご助言であった。
歌会後は懇親会へ
さらに大野さんを囲み楽しいひと時を
また来年も宮崎大学短歌会にいらしていただけるということで。
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