街グルメの逸品をいただく
2018-04-26
天丼にうどん定食この上なき上質な味
街グルメに逸品あり
東京ならたぶん価格が2倍に及ぶのではないか、というお店を宮崎で何軒か馴染みにしている。むしろそうしたお店を選んで足繁く通っている、といった方が適切かもしれない。自分の中ではいくつかの条件があって、(1)材料が新鮮で妥協がない (2)素材を活かした調理法 (3)料理の優しさとともにお店の方の心が温かい、といった3点になろうか。その結果、素材も味も上質で実に気分よく食事ができるということになるだろう。いずれも個人経営店であり、材料にこだわれば決して楽な商売ではないように思うが、宮崎の肉・野菜の良質さと自給率の高さによって、東京にも負けない味を提供いただける。
力あるものの横暴が世界的に表面化し始めている時代。飲食巨大企業のファーストフード化は、米国発としてこの40年ぐらいの間に親米諸国を席巻した。いつでもどこでも同じ味、その共通規格・大量生産が価格競争でも有利に立ち、安価であるが趣のない食事を増産した。素材の産地も質感もわからず、機械化された調理法により、マニュアル通りの造り笑顔による妙な日本語の対応にて売買され、ひとたびその味付けに馴れると嵌まり込む要素がある食品群だ。ほぼ前述した自営飲食店の真逆を行く”策略”で、消費者の舌を麻痺させてしまうのだろう。それゆえにほぼ、こうした巨大チェーン店での飲食を、僕はしないのを原則にしている。
街グルメを支える舌を持ちたい
地方に生きる丹念で丁寧な仕事
繊細で心温まる食事がしたい
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