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初恋はいつのことかと

2018-04-17
「あなたの初恋はいつですか?」
概ね中学校初期から小学校高学年ぐらい
思いと行動の程度にも拠るものとして・・・

「あなたの初恋はいつ?」と問われたら、どう答えますか?そんなことを講義の学生に問い掛けてみた。概ね冒頭に記したようなあたりに挙手が集中したが、みなさんはいかがであろうか?僕自身の経験からして「初恋」にもいくつかの段階的種類があって、一概に「いつ」と定められないような感覚がある。実際に何らかの手段で告白をした決断と行動経験、何となく相互に可能性に気付きながらもそのままになった淡い思いのみの経験、憧れを抱きながら先輩と後輩の関係以上にはなれなかった経験、そしてまた幼児期に保育士の先生に母性を求めるような経験、等々そのうちのどれを、果たして「初恋」と呼ぼうかと考えてしまう。

国文学講義で『伊勢物語』初段の講読をした。125段構成となっている本の最終段と併せて読むことで、「男の物語」として「人生」が「恋」と「死」によって枠組みが構成されていることが知れる。人は例外なく「死」の運命を背負っているが、日常生活ではそれを忘れようとしている。「独りで生まれ出で、独りで死途の道へ旅立つ」ゆえに、命ある今は「恋」をしてともに歩める最良の人を求める。孤独への飽くなき抵抗、そんな面が「恋」にはあるのではないか。前述した「初恋」の程度比較は僕自身の体験に基づくものだが、それが余計に「生きる」上での恋の意味を炙り出すようにも思う。男が即興で狩衣の裾に書いて「いとなまめいたる女はらから」に贈った歌、「しのぶの乱れ」という和歌表現こそが人生に艶を与える始発点でもある。

「かくいちはやきみやびをなむしける」
「恋」は「死」を意識した人生の大きなテーマ
生きている以上「恋」の心情は常にあり、である。


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